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CAREERS 2025.01.27

縁の下の力持ちとして。国家の根幹を支え、安心・安全なデジタル社会づくりを

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ディフェンスシステム事業部のサイバーセキュリティシステム部に所属する吉田 真。新卒入社4年目の現在、官公庁向けの案件でチームリーダーを務めています。株式会社日立製作所(以下、日立)のディフェンスシステム部門ならではのやりがいや、安心・安全なデジタル社会づくりをめざす決意を語ります。


この記事の目次

セキュリティ分野に携わり、チームリーダーとしてスケジュール立案や進捗管理

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高校時代からコンピューターシステムやネットワークに関心を寄せ、ハッキング関連などのニュースをよく見ていたという吉田。大学では情報系を専攻し、キャリアを決定づける出来事に遭遇します。

「自然言語をテーマにした機械学習モデルを研究する中で、セキュリティインシデントに見舞われました。当時セキュリティ分野について知識不足であり、コンピューターのサポート窓口に頼るしかなかった私は、その知識を身につけたいと強く思い、しだいに安心・安全にデジタルを活用できる社会づくりに貢献したいと考えるようになりました」

折しも就職活動の時期。セキュリティ分野で幅広く活躍できそうな企業はないかと探す中、日立のディフェンスシステム事業部の存在を知り、採用試験に臨みました。

「最終面接で、面接担当者の言葉が胸に響きました。『この部署は世間からは成果が見えにくい仕事だけれど、社会の防衛のためにとても重要な役割を担っている』と。縁の下の力持ちとして『裏側の脅威』に対応できるセキュリティ知識を身につけたい思いがより高まって、日立で働くことを決めました」

2021年に入社。以来、吉田は一貫して同事業部のサイバーセキュリティシステム部 クラウドセキュリティ基盤グループで活動しています。

「現在はある官公庁のお客さまに対応し、クラウド化を進める特定システムのセキュリティ部分を担当しています。設計から開発、構築、試験、運用までを進める中で、私はひとつの機能のチームリーダーを務めています。各システムから情報を集めて分析し、お客さまに画面を通じてインシデントを知らせるという機能です。

チームリーダーとして、担当する機能のシステム構築などのスケジュールを立案した上で、メンバーに作業を割り振って進捗を管理しています。チームのメンバー数は作業段階によって変わりますが、おおむね4人で進めています」

システム構築のフローを思いきって見直し、品質向上につなげる

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吉田は現在携わる官公庁のシステム構築において、印象深い出来事があったと語ります。

「日立だけでなく、複数の企業が協力してひとつの大きなシステムを作り上げるため、各社と足並みをそろえなければなりません。私の担当する機能は各社のシステムから情報を集約した上で作るので、各社のシステム構築が終わらなければ作業を進められず、納期をいかに厳守し、品質を確保するかが課題でした。

そこで私は思いきって、従来の構築フローを変えたんです。デフォルトの収集ルールや分析ルールを先に作っておいた上で、各社のシステムが完成したら取り込み、カスタマイズできるようしました。これによって、各社の進捗が少し遅れたとしても納期に間に合いますし、カスタマイズの時間を増やすことで品質向上にもつなげられたと思っています」

課題に真正面から向き合い、道筋をつけた吉田は「ゴールから逆算して考える大切さを学んだ」とうなずきます。

「常にゴールを見据えつつ、逆算して今何ができるのかを考えるという効率的な進め方や、その時々の状況を的確に把握する能力が、仕事を進めるための重要なファクターだと実感しました」

一方で、チームリーダーとしてメンバーを束ねるために、コミュニケーションにも工夫を重ねていると言います。

「週1回設けている進捗確認の場では、メンバーの困り事を取りこぼすことなく、すくい上げるように心がけています。

例えば、私が『進捗はどうですか』とぼんやりと尋ねて終わるのではなく、メンバーに進捗状況を数値化して報告してもらっています。そうすることで、私としても現状を正確に把握した上で具体的な解決策を講じることができますし、メンバーの不安もより解消できるのではないかと思っています」

私たちも一緒に日本を守る。規模や責任の大きな仕事に感じるやりがい

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日立のディフェンスシステム部門ならではのやりがいや魅力について、吉田はこのように語ります。

「官公庁のお客さまに対して、表に出せない重要な情報を扱いながらシステムを提案し、作り上げる。そんな国家の根幹を支える仕事ができるのは、当社ならではの魅力ではないでしょうか。私たちも一緒に日本を守っているんだという責任感を、いつも胸に抱いています。ここまで規模や責任の大きい仕事を任されるとは入社前には思っておらず、いい意味でのギャップですね。

また、サイバーセキュリティという近年注目されている分野に一歩踏み込んで関わること自体にも、大きなやりがいを感じています」

新卒入社後間もない時期から大きな裁量が与えられる環境にも、喜びを感じていると言います。

「入社1年目の後半からさっそく、クラウド化のシステム開発プロジェクトでひとつの機能を任されたんです。私がメインとなって資料を作ってお客さまに提案し、設計や開発、構築、試験、運用開始までを担当しました。

自分の担当機能の進捗が滞ればシステム全体に影響が出るので、やはりプレッシャーは感じました。でも、先輩社員のサポートを受けながらやり遂げることができて、大きな充実感がありました」

社内の雰囲気に関しては、「相談しやすい環境」と実感を込めて話します。

「リモートワークが中心ですが、週1日の出社時には先輩社員と対面で話して疑問や困り事を解決できます。それ以外でも、相談したいことがあれば先輩社員たちがいつでも時間を設けてくれるので、密なやりとりができるんです。日立はどの社員も真面目でアットホームな雰囲気だから、日々安心して仕事ができます。

若手社員が他部署の上位役職の社員と月1回面談できるメンター制度も、心の支えになっています。他部署の社員に、普段困り事をどう解決しているのかなどを聞くことで視野が広がりますし、仕事に対するモチベーションもいっそう高まります」

幅広い分野で知見を深め、将来は海外のプロジェクトに関わりたい

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入社4年目の吉田には、仕事を進める上でのモットーがあります。

「自分で5~10分間考えて分からないことであれば、それ以上ひとりで考え込むのはやめて、知っている人に聞くようにしています。これはメンターの先輩社員から受けたアドバイスです。

以前の私は、問題を抱えても周囲になかなか聞けず、そうするうちに作業が遅れてしまう傾向にあったんです。でもこの考え方を取り入れてからは物事がスムーズに進むようになり、作業効率が上がったと思います」

発想の転換でひと皮むけた吉田は、今後に向け「さまざまな分野で知見を深めたい」と意欲をのぞかせます。

「セキュリティとひと言で言っても、AIやビッグデータなど分野は多岐にわたるため、幅広く知識や経験を積み上げていきたいです。

ゆくゆくは海外のプロジェクトに携わりたいですね。先日、アメリカで自分の担当機能に関するカンファレンスに出席した時、皆さんが柔軟な姿勢で、実のある議論をしている様子に刺激を受けたからです。海外企業と連携し、セキュリティシステムでAIを活用するなどのプロジェクトに携われたらいいなとイメージしています」

一方で、マネジメントにも関心を抱いていると話します。

「国内外を問わず、セキュリティ分野でプロジェクトをリードする存在になりたいです。周りの先輩社員たちは日頃、お客さまからの予期せぬご要望にも臨機応変に対応したり、プロジェクトで困難な状況からリカバリーしたりしています。そんな頼もしい姿をお手本として、成長していきたいと思っています」

日立でともに働きたい人財として、吉田は「柔軟性」をキーワードに挙げます。

「物事を柔軟に捉えられる人が日立に合うのではないでしょうか。自分の意思を持ちながらも周囲の意見を取り入れ、柔軟な発想で最善の策を練っていくような人が理想です。

お客さまの知識レベルはとても高いので、こちらにも同等以上のレベルが求められますが、知識や技術は入社後に身につければいいと思います。ひとりではなくチームとして、ハイレベルな提案をめざしていきましょう」

※ 記載内容は2024年8月時点のものです

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