企業情報 企業情報 採用・インターンシップ 採用・インターンシップ Hitachi’s Digital Careers Hitachi’s Digital Careers

CAREERS 2024.09.25

お客さまと新たなものを生み出し続ける。やりたい仕事と育児を両立させるSEの想い

SHARE

金融第一システム事業部 金融システム第二本部に所属する山本 このみ。システム開発SEとして、金融業界のお客さまと日々向き合っています。お客さまと対話を重ねて新たなものを生み出していくやりがいや、育児を両立させながら責任ある仕事にチャレンジできる喜びを語ります。


この記事の目次

心がけるのは対話の徹底。プロジェクトリーダーとして関係者と調整を重ねる

article image 1

金融システム第二本部の第五部でシステム開発に携わる山本。仕事の原点は、高校時代のこんな想いでした。

「当時、文系に進んだ後、自分はものづくりに興味があると気づいたんです。文系でもできるものづくりは何かと探した結果、SEをめざすことにしました。大学では経済学部でIT経済を専攻しましたね。ITが世の中の経済にどう波及していくかを見る分野です」

とはいえ、文系出身者がSEを務められるのか不安が拭えなかった山本に、株式会社日立製作所(以下、日立)のインターンシップに参加する機会が訪れます。

「1カ月ほど日立という会社に触れる中で、先輩社員たちの姿に魅力を感じたんです。忙しい中でも仕事を楽しんでいる様子がとても印象的で、『仕事が趣味です』なんて言う人もいましたね。就職活動ではものづくりという軸から離れないように、IT業界のほか建設業なども検討しましたが、日立が第1希望でした」

2010年に日立に新卒入社すると、銀行のシステム開発を担当。その後、2度の育児休業を経て、お客さまと新しい取り組みを共に考える「超上流」の部門で5年間、提案活動に従事しました。

「5年のうち2年は修行期間で、金融機関をはじめ、公共や産業などさまざまな業界のお客さまに対応していたんです。3年目以降は金融業界を担当しました」

そして2020年に現在の部署へ異動。システム開発SEとして銀行などとやりとりしています。

「今は担当するお客さま向けに、端末を開発しています。中でも私が担当しているのは、業務効率化の実現や使い勝手の向上を目的とした端末の見直しです。プロジェクトのリーダーとしてメンバーの仕事をとりまとめながら、さまざまなステークホルダーと調整を重ねています。

大変なのは、調整事項の多さですね。とくにお客さまと日立のパートナー会社との間で、ご要望と実現可能なことに乖離がある場合、どうすり合わせるかが難しいところです。心がけているのは対話を徹底すること。各関係者が何を考えているのかをよく聞いた上で、説明を尽くして理解を得るプロセスを大切にしています」

使い手の気持ちに寄り添いたい。ワークショップで課題を突き止めて解決へ

article image 2

前部署での5年間は、「デザインシンキング」という手法を用いて超上流の活動を進めていた山本。お客さまや現場のリアルな実態から根本的な課題・要望を把握し、解決策となるソリューション、サービスについての関係者での合意形成を支援する取り組みです。

「研修でこの手法を学び、仕事にも取り入れていきました。中でも大切にしたのは『使い手の気持ちに寄り添うこと』ですね。従来はシステムの効率性や作りやすさが重視されがちでしたが、今ではワークショップやインタビューなどを通じて、お客さまが本当に困っていることは何か、その問題はどうすれば解決できるのかを考えています」

現在の部署に異動した山本は、担当するお客さまに対してもこの手法を試みましたが、ハードルもあったと言います。

「店頭で使われる端末を開発するにあたり、ワークショップを実施して販売員の方々のご要望をお聞きすることにしました。この際、声を広く集めることで要件の収拾がつかなくなったり、期限を守れなくなったりするのではと懸念する意見も社内外であったんです。

それでも私は、各方面とコミュニケーションを取り続けました。進めたい内容についてお客さまに繰り返し説明したり、不安な点をヒアリングしたりしながら、対策を提案して納得いただきました。

ワークショップでは、販売員の方々に『いただいた要望をすべて実現できるわけではなく、優先度を付けながら行います』とご説明し、結果的に、優先してやるべきことをスムーズに決められたと思っています」

取り組みを通じて、山本は大きな学びを得ました。

「粘り強く対話を続けることが大事だと、あらためて実感しました。反対意見が出たからといってすぐに諦めるのではなく、お客さまにとって何がネックになっているかを聞き取り、丁寧に説明を重ねていく。その上で、最終的にはお客さまにメリットがあるということを理解していただくのが肝要だと思います」

手を挙げた人に、責任ある仕事を託す。社員のチャレンジを後押しするのが日立

article image 3

新卒入社して15年目を迎えた山本。日々仕事に邁進する中で「チャレンジできる環境こそが、日立の最大の魅力」と感じていると言います。

「社員本人が手を挙げれば、責任ある仕事や、新しいことにチャレンジさせてもらえる風土だと実感しています。例えば、『育児中の人にはあまり大きな仕事を任せられない』などといった考えは、当社に一切ありません。

私の場合、かねてより超上流の仕事に携わってみたいと望んでいたところ、2度目の育児休業から復帰した後に上司が希望部署への異動を後押ししてくれました。また、『失敗したら自分が責任をとるから、思うようにやってみてごらん』とバックアップしてくれる心強い上司もいるんです。

あらゆる挑戦を前向きに捉え、支える人たちがそろっている職場だからこそ、社員一人ひとりの成長や革新的なプロジェクトの成功につながるのではないでしょうか」

育児中かどうかや年次などに関係なく、意欲的な人財に大きなチャンスが舞い込むという企業文化。一方で山本は、育児を両立させるにあたって「働きやすさ」も実感していると話します。

「必要に応じて、出社することなくリモートワークを選ぶことができますし、裁量労働制も活用しています。子どもが体調を崩した場合には、日中は看病や夕飯の準備を進めて、夜に仕事をするなどプライベートを大切にしながらフレキシブルに働くことができます。

また私自身、いつ突発的な事態が起きても大丈夫なように、日ごろから積み残しがないよう業務を進めるといった工夫もしていますね。子育て中の社員たちに対して理解のある職場環境だから、私もこうしてモチベーションを高く保って日々働くことができているのだと思います」

自らの可能性を大切にして。育児しながら働きたい社員のロールモデルに

article image 4

山本には、仕事を通じて培ったモットーがあります。

「感謝を伝えることを大切にしています。ひとりでできる仕事は限られており、いつだって他の誰かの協力が必要です。なので、人に何かを頼むときや、何かをしてもらったときには、心を込めてお礼を伝えるように心がけています。

そう考えるようになったのは、第1子の出産後です。育児と仕事の両立に悩んでいたころ、上司から『ひとりができる仕事は多くないんだから、休むことにそんなに責任を感じなくていいよ。あなたがいない分はきちんとカバーできる会社だから』と言われ、肩の荷が下りたんです。以来、ひとりで抱え込まないようにし、そして誰かに助けてもらったら感謝をきちんと言葉にして届けるようにしています」

今後に目を向けると「今の仕事にとてもやりがいを感じていて、これからも続けたい」と言葉に力を込めます。

「お客さまと一緒になって新しいものを手がけ、課題を解決していく。入社前からしたかった取り組みが今、実現できているので、引き続き携わっていきたいですね。お客さまから『自分たちのことをよく分かってくれている』『現場のことをしっかり考えて進めてくれている』といったお褒めの言葉をいただくと、この仕事をしていてよかったと心の底から感じます」

自身のキャリアパスに関して、明確なイメージを持っている山本。

「現在はプロジェクトのリーダーという立場ですが、将来的にはプロジェクト全体を取りまとめるマネージャーをめざしていきたいですね。また、育児をしながら精力的に働きたい社員たちのロールモデルになりたいと思っています。

もし、育児との両立について不安に感じている人がいれば、『やり方はいくらでもあるよ』と伝えたいですね。当社全体を見渡すと多くの社員がいて、育児とやりたい仕事の両方を実現している人もいます。裁量労働や時間短縮勤務など柔軟な働き方ができる制度が整っているので、『無理だ』と道を閉ざすのではなく、自分の持つ可能性をぜひ大切にしてほしいです」

社員一人ひとりの可能性と成長が大切にされる日立で、山本はこれからもめざす道を突き進みます。

※ 記載内容は2024年7月時点のものです

RECRUIT

採用情報

採用HP
採用HP

日立の人や環境を魅力に感じていただけた方は、ぜひ詳しい採用情報を発信している「採用HP」にアクセスしてください。

募集職種
募集職種

日立が募集している職種を紹介しています。職種や携わる事業、勤務地などは幅広く、多岐にわたります。

アルムナイネットワーク
アルムナイネットワーク

日立は、社外に活躍の場を求めた社員(アルムナイ)が新たに得た経験・スキルを生かし、再び日立で働くことを歓迎しています。

キャリアネットワーク
キャリアネットワーク

今すぐ入社を考えていない方々に対し、ご活躍の可能性があるポジションのご紹介や、キャリアに関わる情報等をお届けしています。

SEARCH

記事を探す

記事に関連する求人や日立の最新情報をご案内!