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生命保険のシステム開発に従事する小川 陽奨。社会人12年目で株式会社日立製作所(以下、日立)に転職を果たし、それまで経験したことのない大きな仕事に裁量権を持って挑戦してきました。入社後すぐに複数のプロジェクトを任されたことが成長につながったと話す小川が、同社でエンジニアとして働く魅力を語ります。


この記事の目次

コツコツと積み重ねてきたスキルと経験を、新たな場所で生かしたい

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金融ビジネスユニット 金融第二システム事業部に所属し、現在は生命保険のシステム開発に従事する小川。前職でも生命保険会社のシステム開発を担当していました。

「新卒で入社したのは生命保険会社のシステム系子会社。そこでシステムや情報処理、保険の知識をいちから学び、生命保険の契約管理システムの開発・保守に約11年携わりました。

小規模の案件をコツコツと積み重ね、入社5年目ごろから10人月規模のプロジェクトのリーダーを任されるように。協力会社と信頼関係を築きながら仕事を進めることや、チームをまとめてプロジェクトを推進していくことにやりがいを感じ、とても充実していました」

前職に不満があったわけではなかったと言う小川。一方で、さらなる成長を求める自分もいました。

「入社して10年が過ぎたころから、外の世界をまったく知らないことに漠然とした不安を感じ始めました。10年先、さらにその先の自分の姿を想像したときに、もっと成長した自分でありたいとの想いに駆られ、転職活動を始めました。

会社選びの軸は、ITエンジニアとしての資格や経験を生かせるかどうか。加えて、これまで経験したことのないような大きな仕事をしてみたい気持ちもありました。

そんな中たまたま見つけたのが、日立のホストマイグレーションのためのプロジェクト人財の募集。ホストマイグレーションは未経験でしたが、前職で隣の部署が取り組んでいるのを傍目で見ながらおもしろそうだと感じていました。また、使用言語が使い慣れたCOBOL(コボル)だったことも入社を決めた理由のひとつです」

念願だった大規模プロジェクトを入社してすぐに担当。挑戦を後押しする環境で成長

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経験したことのない大きな仕事に挑戦するべく、日立の一員となった小川。生命保険のシステム開発経験が豊富な即戦力としてふたつのプロジェクトにアサインされますが、そのひとつが希望していたホストマイグレーションのプロジェクトでした。

「念願だった大きなプロジェクトにリーダーとして参画することになったのですが、まず任されたのが、それまで経験のない規模の見積もりでした。前職では1年未満の案件が多く要件が明確だったのに対し、期間が5~7年で予算も数十倍。検討段階のため要件面の不確定要素が多い案件でした。

そこで、メンバーと話し合いながら『ここはこう想定し、こういう根拠でこの人数を見積もりましょう』といった具合に、一つひとつ検討して見積もりを立てていきました」

また、企業文化の違いに直面したことも。当時とくに小川が苦労したのがチームの意見をまとめる作業でした。

「日立には意見を積極的に出し合う風土があり、多くの声をまとめるのは初めての経験でした。互いに納得できる着地点をめざし、時間をかけてメンバーで議論を重ねましたが、落としどころを見つける作業は簡単ではありません。

一方、ひとたびゴールが決まれば、そこに向かって全員がまっしぐらに進んでいく文化があるのも日立の特徴です。 まとめるのに時間はかかりましたが、これを機に日立のマインドを自分のものにできたと感じています」

それと並行して、小川はアプリの補修プロジェクトにも参画。入社から1年強が経過し、マネージャーとしての自身の成長を感じていると話します。

「私がマネージャーとして加わったのは、メンバーの半数を入れ替えてチームの立て直しを図ろうとしているタイミング。これも経験したことのない局面でしたが、上長の力も借りながら日立のアカウントSEとして視座を高めつつ、要員管理、課題管理、品質管理、調達管理といったマネジメントの基本要素を一つひとつ見直していきました。

想像以上に大変でしたが、ここへきてようやく改善への道筋が見え始めてきたところです。このプロジェクトではエンジニアとしてタスクをこなす以上に、チームづくりに注力してきました。マネージャーとしてのイロハを学べたところに成長を実感しています」

そうやって1年足らずで急成長を遂げられたのは、入社早々から新しいことに挑戦できる環境があったから。同社の魅力について小川はこう語ります。

「入社して間もない私に裁量権を与え、マネジメントまでさせてくれるのは日立だからこそ。初めてのことで苦労もありましたが、ここまでやってこられたのは周囲のサポート体制が充実しているからだと思っています。

メンバーは前向きにプロジェクトを進めてくれるし、上長は困ったときにいつでも相談に乗ってくれました。驚いたのは、上長が忙しいときは隣のチームの課長が代わりにプロジェクトの様子を見てくれるなど、チームの枠を超えて助け合う文化があること。おかげで円滑に仕事ができていると感じます。

また、社内研修が充実しているなど学ぶ機会が多いのも当社の魅力です。ひとつの現場でさまざまな領域のプロジェクトが同時に進行していて、担当以外の仕事に触れることができるのも事業規模が大きい日立ならでは。学びたい意欲があれば、いくらでも新しい知識を吸収できる環境があると思います」

オンボーディング制度でできた、経験者採用入社でも馴染みやすい環境

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▲スノーボードの社内イベントにて

「自分が経験者採用入社であることを忘れてしまうことがある」と話すほど、いまではすっかり環境に順応した小川。職場にすみやかに馴染めた理由のひとつとして、経験者入社のオンボーディング制度を挙げます。

「私は普段お客さま先に常駐しています。所属チーム以外のメンバーと接することができたのは、『経験者オンボーディング』があったからです。これは、経験者入社の従業員を対象としたもので、当社について座学で学んだり工場見学などを行ったりする研修のこと。メンバーと研修を通して仲良くなれたおかげで、新卒採用の『同期』のような仲間ができました。

研修が終了したいまも彼ら彼女らとは交流が続いていて、Teamsでグループをつくってそれぞれが現場で学んだ知識を共有することも。当社には専門システムが多く、専門用語が使われることも少なくないため、慣れるまで勉強が必要です。

目の前の業務に必要なことはチームメンバーに教えてもらいますが、 同期で意見交換したり、『関連マニュアルがここに格納されていますよ』とリンクを貼って情報共有したりすることが、知識を深めることにつながりました。社内に安心できる居場所がもうひとつできたことは、とてもプラスに働いていると思います」

安心できるつながりは、横だけでなく縦にも。管理職とフラットに付き合える環境が日立にはあると言います。

「入社して一番驚いたのは、普段は接する機会が少ない本部長の方々が、私たち経験者入社の同期を集めて懇親会を開いてくれたことです。しかもその後、懇親会で私が『スノーボードの社内イベントがあったら参加したい』とつぶやいたことを受け、実現してくださいました。

そのイベントには部長陣も参加し、夜の飲み会にはスノーボードをしない本部長の姿も。新卒/経験者に関係なく、社員を大切にする文化があることを実感しました。経験者オンボーディングや本部長らの温かい対応のおかげで、日立への帰属意識が高まったと思います」

責任感を楽しみ臆せず意見を言える人と共に、エンジニアとしてさらなる成長を

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小川が考える日立にフィットする人財は、責任感を楽しめる人。未来の仲間に向け、こんな言葉で呼びかけます。

「大きな規模の案件を任されることが多いからか、プロ意識を持って責任感を楽しめる人や、重圧を活力へと変換していける人が活躍している印象があります。

また、日立のアカウントSEは社内外で上層部の方と話す機会が少なくありません。立場が上の方に対しても臆せず意見を言える素質が必要だと思います。そして、私が何より大切だと思うのが、どんな仕事も前向きに捉えて動けること。そんな方と一緒に仕事ができたらうれしいです」

日立に入社してエンジニアとしてのキャリアの選択肢が広がったと言う小川。現在取り組むプロジェクトの先の未来をこう展望します。

「いまはまだプロジェクト立ち上げの初期段階ですが、この案件を正式に受注できた際には完成に向けてしっかりと存在感を発揮していきたいと思っています。この1年で仕事の幅が広がったと考えているので、将来的にはホストマイグレーション案件だけでなく、私の知識と経験が生かせるプロジェクトに幅広く挑戦していくつもりです」

大きな裁量権を与えられて経験したことのない規模のプロジェクトに果敢に取り組み、わずか1年のあいだにエンジニアとしての可能性を大きく拡張してきた小川。責任感を、重圧を推進力に変えながら、これからも大型プロジェクトに挑み続けます。

※ 記載内容は2023年9月時点のものです

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