生体認証技術など、デジタル技術を活用した新規ビジネスの仕掛人。日立製作所のPMが考える、これからのエンジニアに必要な視点
「財布やカードケースなどを持たず、手ぶらでショッピングを楽しむ。」実現するのはまだ先だと思われていたそんな未来が、いよいよ近づいてきているようです。
株式会社日立製作所(以下、日立)が研究開発を進めるPBI(Public Biometric Infrastructure:公開型生体認証基盤)は、生体情報を復元不可能な形にデータ変換することで、プライバシーの保護と高度なセキュリティを実現する技術で、先述の手ぶらショッピングなど、人の出入りに関わる様々な日常シーンのDXを加速させるものとして期待されています。
今回は、そんなPBI技術を活用して店舗における購買体験のアップデートを仕掛ける日立のプロジェクトマネージャーにお話を伺いました。東武鉄道株式会社や西日本鉄道株式会社との協創によって、どのような未来を描いているのか。そして、日々先進的なプロジェクトを推進する立場として、どのようなエンジニアが必要だと考えているのか。具体的な事例をもとに、ざっくばらんにお話しいただきました。
*記事の内容は取材当時(2024年2月)のものです。
*PBI技術については以下の記事もご参照ください。
▶︎生体認証にパラダイムシフトをもたらした日立の「PBI」技術がすごい理由